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シヴァ神巡礼(オレンジ軍団)の季節
モンスーンの時期のデリー界隈の風物詩といえば
オレンジ(サフラン)色の装束を身にまとい、カーンワルと
呼ばれる「ガンジス河の聖水」をいれた壺が下がる天秤棒をもって
シヴァ神のために巡礼をする人々の姿を見かけること。
巡礼者たちのことを「カーンワリヤー」と呼びます。

毎年「あれは何をしている人たちですか?」と尋ねられるので
一部再掲載でご案内しますね。
今年のカーンワルの時期はヒンドゥー暦のサーワン月、
今年は7月13日から25日までなので
彼らの姿を見かけることができるのも、今週金曜日までということですね。
kanwar-yatra-delhiharidwar-highway-closed-for-traffic_180714015426.jpg
(C) ibn news

デリーNCR、ハリアーナー州やラージャスターン州、パンジャーブ州の人々が、
その村やコミュニティを代表して巡礼団を組織し、徒歩で・裸足で
ガンジスの聖地へ向かってご聖水を頂戴し徒歩で自分の村や街にある
シヴァ寺院までそれを持ち帰り、ご神体に捧げる・・・という巡礼。

もちろん昨今は、仕事をそうそう長くは休めないとのことで
往路のみ列車を利用したり、往復とも村で準備した乗合トラックで移動したり
・・・というエクスプレス組もあり、逆に「全行程を裸足で走るというツワモノも。

聖水を頂きに行くガンジスの聖地は、多くがハリドワールですが
もっと源流に近い、氷河のあるゴームクやガンゴートリまで向かう
熱心なシヴァ信者もいて、この時期だけ運行するインド国鉄の
カーンワル巡礼特別列車もあるほどなんですよ。

彼らが自分の村まで帰るルートはいくつかあるのですが、デリーを通過する
際には、政府により巡礼ルートが定められています。
代表的ルートはUP側から、ヤムナ川を超えて リッジロード、ダウラクァンを抜け
NH8に出て、ハリアナやラージャスターンに向かう道。

この期間、巡礼者をもてなすための接待所が有志や支援企業により
デリー各地にも設けられ、休憩するカーンワリヤーたちの
オレンジ装束が目立つようになるのです。日本のお遍路さんの
ご接待と同じような感じでしょうか。
カーンワル(聖水の入った天秤)は、決して地面に置いてはいけないので
休憩所には必ず、カーンワルをかけておくための柵が設けられています。
(カーンワルに限らず、ガンガージャル;ガンジス聖水 は地面や
自分のいるところより下に置いてはいけないのです。)
kanwariya2012b.jpg
自分の町や村に持ち帰ったガンジス河の聖水は、サーワン月の
アマーワスィヤ(新月)の日に、その地のシヴァリンガに
捧げられ、これでシヴァ神巡礼が完結します。

交通混雑を避けるため、また徒歩で移動するカーンワリヤーたちの
安全を守るため、この時期になると新聞などに
カーンワリヤーの通るルート地図が載ったりするので、
デリー、グルガーオン在住の皆様、要チェックです。

これで「謎のオレンジ軍団」の概要がつかめましたか~?
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2014.07.21(Mon)  青蓮日記COMMENT(0)TRACKBACK(0)TOP
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