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neelkamal

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  • デリー在住、兼業主婦。
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切ないこともある
インドに住んでいると、綺麗ごとでは済まされない現実を
つきつけられることも沢山あります。

路上生活者の姿

赤ちゃんを抱っこして「この子のミルク代がないから」と
車の窓をドンドン叩いてお金を要求する物乞い

アクロバットを見せて、信号待ちの間にお金を集める子供

不自由な体をひきずって車の間をぬうように喜捨を求める人

なぜ、なぜ と考えてばかりいても状況は良くならない
ならば自分にできることで彼らのいくばくかの助けになれば。
そう思って、まずは行動を起こすことが大事なのだと思います。

頭から「カースト制度が悪いんだ」と思ってしまうのもまた早計で
ローカーストの既得権益を守るため、カースト制度をなくしてほしくない
とのインド国内での動きもあることを知っておかねばなりません。

インドでは「カースト」制度が禁止されているわけではないのです。
「カーストによる差別」は禁止されているけれど
カースト制度そのものは否定されていないのだという事実を
わかっておかねばなりません。

       ******

とある小学校に折り紙を教えに行って、予め折り紙の
特別クラスに参加していた30名ほどの中から
「折り紙大会」に出る子供を4人選出することになりました。
同じものを教えて、その場で折ってもらって
綺麗に早く折れた子を4名選出し、特訓することにしました。

そのうちの一人の男の子(Pくん)の制服が、いつもヨレヨレなことには
気付いていました。でも折り紙はとても綺麗に仕上げてくるし
次の回に教えに行くと前回練習用に渡しておいた折り紙で、
何度も何度も練習した跡が見えるのです。5枚渡しておいたら
一枚で繰り返し練習して、教えたものをきっちりマスターし
そのうち4枚は使わずに、ファイルケースに大切にしまってあるのです。

3回目の練習のとき、担当の先生が「Pくんも上手だけど
今日はもう一人候補者をつれてきたから、この子(Kちゃん)も
どれくらいできるか見てくれない?」と。やってもらいましたが
やっぱりPくんのほうが上手。3人一組で団体戦に出すことに
していたので、他の子と手分けして指定時間内に作品を折り上げ
台紙に配置する練習もはじめていました。

4回目の練習のとき、また担当の先生が「Pくんで本当に大丈夫かしら?
ちゃんと折れてる?」と。さらに「校長先生に作品を見せたいから
全員つれて校長室に行きましょう」と。

そうです。Pくんは学校の清掃をする女性の息子。
制服は学校から無償貸与されたものだから、一セットしかなかったのです。
英語も得意ではないので、何か言われても
他の子のように言い返したりはしない4年生の男の子。

校長先生にはっきり言いました。私はPくんを出場させたい。
この子ほど綺麗に作品を仕上げてくる子はいない。
清掃係の息子だから
制服がヨレヨレだから
学校代表としてコンペティションに連れて行けない
というのだったら、私が制服をプレゼントしますから と。

Pくんは無事折り紙大会に出場し、見事団体戦で2位になりました。
学校に行ったとき、お掃除をしていた女性が私を呼びとめ
「うちの息子を選んでくれて、ありがとうございました。今まで一度も
学校代表はおろかクラス代表にも選ばれたことがなかったので
信じられなかったです。しかも表彰状までもらってきて、家族・親戚
みんなで喜んでいます。Pは私たちの誇りです。」と言うではありませんか。

今、Pくんは6年生。シニアスクールで私を見かけると
必ず遠くから走ってきて、「マーム、ボクを覚えていますか?」って。
どんな子に育っていくんだろう、このままちゃんと教育を受けて
敷かれたレールを自分の手でどんどん良い方向に切り換えていってくれますように。
  
           ******

重い話題ですが、これもまたインドに住んでいると
切っても切れないことなのです。
どこにも正解なんてない、だから自分で考えて
良かれと思うことを継続してやっていかねば。ですね。

(それと同時に日本の置かれている立場もまた
憂えることのみ多かりき。外から見ているからこそ
客観的に判断できているのかもしれませんね。)


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2013.09.20(Fri)  青蓮日記COMMENT(22)TRACKBACK(0)TOP
コメント

涙出てきた~~~

こんなことってやっぱり 怒っちゃうんだね。
切なくて やるせないよね。
そんな差別意外と日本でもあるんじゃないかな~
見た目とか家柄とかで 判断されしちゃう。

折紙で変わった彼の人生やご家族の彼への想い。
良い転機になったと思う。
頑張れば 努力すれば きっと見ていてくれている人がいて 自分を認めてくれる時が来る、認めてくれる人がいる。
人生の長い道のりの中で 一番の救いで希望だと思います。
それが誰なのかは 親かも知れないし 学校の先生かも知れないし お店のおっさんだったり いつも見ていてくれる人が 何かのきっかけで導いてくれたりしますね。
素敵な話だわ~
制服はプレゼントしたんですか?

校長先生も担任の先生も 目がテンだったでしょうね。
目からウロコが取れて 学校から変わってくれると いろいろ道が開けてくるのに・・・・そう願います(重い想い?)
アルト2号 2013.09.20(金) 03:22 URL [編集]


Pくんへの対応、
非常に考えさせられます。

インドではカースト自体が否定されているわけではないんですね。いつもこのブログで勉強させてもらっています。


ぶーしゅー 2013.09.20(金) 06:52 URL [編集]


学校のミエミエの差別が本当に不愉快です。
P君良かったね。
ちゃんと後ろ盾した青連さんもエライ!
拍手!
おぷー 2013.09.20(金) 07:49 URL [編集]


せつなくて、読んでいて涙が出てしまいました。
気になるのは一緒に折り紙大会に出た子供たちのこと。
この子たちがなんのへだたりもなくP君に接していたのなら未来はあるような気がします。
結局偏見や差別を「教育」するのは大人なんですよね。
Lunta 2013.09.20(金) 09:25 URL [編集]


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- 2013.09.20(金) 09:26  [編集]


いいね!1000回!

青蓮さぁ~~~ん!
感動して泣きそうです!!!
埋もれかけたPくんの才能を正当に評価してそれを活かすチャンスをあたえた青蓮さん...Taare zameen parのアーミルのようです。
Pくんの未来に幸あれ!
ウッキ 2013.09.20(金) 13:35 URL [編集]


良いお話ですね。感動しました!
tomoko kikuchi 2013.09.20(金) 16:25 URL [編集]


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- 2013.09.20(金) 18:21  [編集]


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- 2013.09.20(金) 22:48  [編集]


Blue lotusさん、ありがとうございます。心が温かくなりました。
カースト制について、実は私も興味があって私なりに調べてみた事もあるのですが、想像していたよりも奥が深く難しい問題である事を知りました。

Blue lotusさんがされた事はP君本人とご家族にとって本当に素晴らしい転機と大きな希望になったと思います。
私からもBlue lotusさんに心からありがとうを言わせて頂きたいです。
猫ママ 2013.09.21(土) 22:32 URL [編集]


いい話をありがとうございました。
P君、そしてご家族の人生の大きな転機になったでしょうね。世界が変わるってこういう事かもって思えました。このBluelotusさんの貴重な体験談も皆さんのコメント読んでて泣けました。
さっちょこ 2013.09.22(日) 18:06 URL [編集]


アルト2号ちゃん

あなたこそ、ちゃんとボランティアを通して
インドへ貢献しているじゃないの~。いつも感心しています。

制服はね、ひと悶着(!)あって最終的に
うちの息子のお古を3着渡しました。
いずれにしても毎シーズンごとに学用品や
お古の制服を寄付しているので。
(正規の学校が終わったあとに、午後の部で
スラムの子供たちの受け入れクラスがあるのよ。)

Blue Lotus 2013.09.26(木) 18:50 URL [編集]


ぶーしゅーさん

カーストがあるからこそ、秩序が保たれている部分もあると
思うんですよね。頭から否定するのが必ずしも正しいわけでも
ないので、本当に難しい問題ですね。
低カーストの人々を優遇するがために、成績が良くても
希望の大学に入れないという「逆差別」問題も
起きているし・・・・・

正しい情報を自分でちゃんと仕入れておかないと
正しい判断はできないなぁとつくづく思います。
Blue Lotus 2013.09.26(木) 18:54 URL [編集]


おぷーさん

それが、学校側はひとっことも
具体的な差別発言をしたわけではないんですよ。
こちらが自ずと気付くように仕向けただけで。
今思うと、私のあまりの剣幕に校長先生のほうが
びっくりしたんでは・・・・・??
Blue Lotus 2013.09.26(木) 18:56 URL [編集]


Luntaさ~~ん

私もこれを書きながら、この時のことを思い出して
涙腺やられっぱなしでした。
一緒に出場した子供たちは、全く差別なく
英語がイマイチなPくんをちゃんとフォローして
みんなで仲良く折り紙を楽しんでましたよ~
Blue Lotus 2013.09.26(木) 18:58 URL [編集]


鍵コメKさま

そうですね~、このまま良い方向へと
伸びていってくれることを願うばかりです。
家族の中での自分の立ち居地を彼が確認できただけでも
すごい自信に繋がるだろうなぁと思いますし。
いつまで人懐っこく走り寄ってきてくれるかなぁ・・・・
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:01 URL [編集]


ウッキちゃん

私が気付かないだけで、他にも
Pくんのような子が埋もれているはずだよね~
通常だと6年生になると午後の部(学費免除される
ボランティア運営部門の学校)に行くんだけど
Pくんはそのまま午前の部に残った・・・ってことは
かなり成績も良いってことなんだよ。このまま
素直に育ってほしいけどねぇ
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:05 URL [編集]


智子さん

いやいや~、私のほうこそいつも智子さんのご活躍を
眩しく思っています。JFでのイベントにも行きたかったのですが
時間がとれず・・・・次回はぜひ参加させていただきたいです。
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:07 URL [編集]


鍵コメTさま

ひょえ~~、あのP/Cのオーナーさんで
いらしたんですね~~。びっくり!!
インドとのかかわりを通して、なにかしら
心の交流が生まれ、それが奔流となって
お互いのプラスになる活動ができたら良いなぁと
思います。小さなことからコツコツと、ですよね!
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:11 URL [編集]


鍵コメKさま

コメントありがとうございます。

>この様な子供達、優秀な生徒、何かに優れている子供、スポーツ、特にクリケットなどの才能があり将来性伸びる子供達はそれをいかすチャンスを掴める道があるのですか?

割合としてはとても低いですが、彼らを優遇する
政策もあります。(それが逆差別を招いている
現実も無視できませんが)
うまくまとめられるかどうかわかりませんが
もう少し精査してから、ご報告しますね。
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:14 URL [編集]


猫ママさん

何をしても、どう説明しても世の中には
穿った見方をする人がいるもので
こうして素直な感想を送ってくださる猫ママさんは
「心の友」ですよ~。

大河の一滴 でしかないとわかっていても
何もしないよりはずっと意義があると思っています。
なにかしら行動で示したい、ですね☆
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:17 URL [編集]


さっちょこちゃん

そもそも、「お手伝いさんがいる生活」に慣れている
インドの子供たちは部屋の掃除も自分ではしないし
明日の鞄の中身をセットすることですら、自分ではできない
変に甘やかされたところがあるよね。
何が人間として正しいのか、自分の子供には
うまく教えて行きたいなぁと思うよ。
(私の口癖は「それは世界の常識では通用しない」です。笑)
Blue Lotus 2013.09.26(木) 19:21 URL [編集]



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